古物商許可こぶつしょうきょか
まず古物とは、消費者の手に渡った使用済または新品の衣類や革製品、時計・宝飾品、美術品や金券等含む13種の総称である。*使い古された物の意味である中古品とは異なる。
これらの古物の売買をする事業者を古物商と称し、その際に必要な許可が「古物商許可」である。古物商許可は、警察(各地域で管轄している警察署)に申請し必要書類を提出し、約40日間の審査期間を経たのちに取得することができる。単に売ることに関しては許可を取る必要はなく、上記の古物を買い取った後にさらに売って利益を出す際にのみ必要である。古物商許可を取得した事業者には「取引の際の顧客の本人確認」「古物売買の取引の記録・3年間の情報保持」「不正な経路の物品の申告」の3つの義務が課せられる。これは盗難品の更なる流通の防止、発生していた盗難被害の早期解決を目的としている。古物商はこの許可を取得し、リサイクルショップでの取引や、インターネット・アプリ等で取引を行っていることがほとんどだが、無許可で取引している事業者も存在するため注意が必要である。
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